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【橋姫縁起】 |
山城国宇治の伝説。 宇治川のほとりに夫婦が住んでいたが、夫が竜宮へ宝を求めて帰らないので、妻は嘆き悲しんで 橋のほとりで儚くなり、橋守明神になったという。 この話は語り継がれるにつれ、さまざまに変化していく。 昔、嫉妬深い女がいて、毎晩宇治川に来て水にひたり、鬼になろうと祈って、ついに鬼になり、人を 悩ましたので祀ったという話もある(「山城名迹志」巻十五)。 同じ物語から発しながら、二つの女性像が正反対なのが不可思議である。 【東京堂出版・神話伝説辞典参照】 |
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