関連資料について
 

これらは先の如月9日に発生した一連の事件についての記録、そのままを時系列順に配置したものである。

 内容としては、店の器物の中に残る九十九(つくも)神より情報収集班が記憶を採取、判読したものと、葛葉神道家姫巫女 涼さま御兄君、並びに涼さまが事件の備忘録として残されたものを採用している。

 これらの資料は、第三処理室 一等執務官 有坂岳彦(速記/紀明)が作成する本報告書の別添資料として、本報告書と同様、「大表の方」まで御稟議戴いた後、天魔降臨関係事象ファイル(特A禁触文書)として保管される予定。

 なお、新月(11日)までの九十九神の記憶はいかにしても摂ることができなかったため、兄君さまに果心堂なる第三種生命体が助けを求めて来て後、新月の晩、何者かの襲撃をうけるまでの記録は、ただ、兄君さまの残された備忘録を頼るしかない。

 この間の九十九が抹消されたとしか思えぬ消え方をしている事については、収集班にて後日改めて追跡調査がなされる予定であることを付記しておく。

 平成17年弥生12日 
「オモテ」速記室 筆頭速記官 紀明 稟議のため特記す

CLOSE

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送