イサク: そう、私のことを警戒しないで下さいよ。もう、何もしないと誓いますから。
………そもそもは、私があなたが好意を持ってくださっていると誤解したせいでの失態で、申し訳ないと思っていますが、けれど、嫌がるあなたをどうこうしようなんて、そんなつもりは毛頭ないんですから。
しかし、あの時、あなたが泊まっていけと言って下さって、柄にもなくどぎまぎしたこちらの気持ちも少しは察していただきたいものだ。
男なんて、所詮そんなものですよ。 あわよくばなんて下心はかならず持ち合わせているものです。それには、あなたのお兄さまもきっと同意してくださると思うんですけれどね。
涼: (まだ憮然として、イサクを睨んでいる)
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