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果心堂
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果心堂: (話している途中で、目を鋭くして、闇を睨み据える) ………居るな。 四郎、すまんが、また奴が近づいてきたようだ。 お前を気取られたくはない。また、オレはここを離れる。 お前は隠行の印だけ、くれぐれも結び続けていてくれよ。
吾奴は、速い。
もし、お前に気取られ、お前の方を先に襲撃しに来たら、オレはお前を護りきれんやもしれん。
桜木: わかっていますとも。私も死にたくはないですもの。 もう一度、涼に逢うまでは、ね。 きっと死ぬほど心配していますよ。 でも、来たら、きっと怒るんだろうなぁ (一瞬、考えて) ……それも怖いなぁ………
果心堂: (苦笑いして) 何を呑気なことを。 天魔が怒るならば、まずオレのほうだろうよ。 今度こそ調伏するだのなんだのと騒ぐだろうな。
く(思わず、というふうに失笑)………四郎。 お前と話していたら、どちらかというと、この相手より、あの女の方が怖い気がオレにもしてきたぞ(深く、笑む)
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Date: 2005/02/28/00:36:57
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