2月24日 十文字の里


間に合わねぇ………ッ!
(白い手)  
(EmptyReference!)
(白い手):
(頭上から来るものに、押しつぶされるように転び、膝をつく)
 や。
やべぇ………間にあわねぇッ!

(EmptyReference!)  ………来たッ! 一体、何だッ!?
Date: 2005/03/01/04:28:18   [207]

お、おんな………ッ?
(白い手)  
(白い手):
(指の間だから、空を仰いで、目を見開く)
 んな……ッ

あれ………ッ、女………ぁッ?

 人……間なのかッ?
Date: 2005/03/01/04:35:08   [210]


<(EmptyReference!)CENTER> <(EmptyReference!)TR>
見つけた。
桜木  
桜木:

(腰を浮かせ)

 あぁ………見つけた。
私に気がついたね?

 (ふと、苦しげに眉を寄せて)
 あ……空気が………震えている。

駄目だ。
 あの子の………向けてくる気持ちが強すぎて………こっちまで、立っていられない。地面がまるで……根こそぎ、揺れているようだ………ッ!

(困ったような、けれど、嬉しくて仕方ないふうな、微笑みで天を仰いで)

 ………そう、私はここです。
(EmptyReference!)
 涼………
Date: 2005/03/01/05:48:41   [211]

あぁ。
桜木 &n(EmptyReference!)bsp;
桜木:

(真っ暗な空から、月が降りてくるような光が、すぅっと、まっすぐに、桜木の膝の上を、そして、その体を照らして。左手を、高くあげた桜木の腕に、はじめは凄いスピードで、やがて少しづつ緩やかに……舞い降りるものは)
 あぁ………
Date: 2005/03/01/05:53:19   [212]

涼………
桜木 &n(EmptyReference!)bsp;
桜木:

 (満面の微笑みで、抱きとめようと腕を伸ばす)
Date: 2005/03/01/05:54:38   [213]

………涼ッ!
桜木 &n(EmptyReference!)bsp;
桜木:

 ………涼ッ!
Date: 2005/03/01/05:57:00   [214]

兄上……!
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涼:
(桜木をのみ見つめて……!)

 臨。天。照。光!

 天魔、涼が奉ず!

 香具・天乃鳥船。

 ………解く!

(手印を外し)
Date: 2005/03/01/06:15:24   [215]

兄上ッ!
涼&桜木 &n(EmptyReference!)bsp;
涼:
(桜木の胸に降りてきた勢いのまま、桜木を深く抱きしめ、頬を寄せる!)

 兄上……ッ!
Date: 2005/03/01/06:54:12   [216]


あなたの匂いがする!
桜木&涼  
(EmptyReference!)
桜木:
(さすがに涙顔になりながら。声を詰まらせつつ)
 り………涼。
あぁ、涼。
 あなただ。
あなたの匂いだ……!
 暖かい、あなたの匂い……どれほど夢に見たか!
 涼………ッ!

涼:
(もう、こちらも目が涙で溶けおちそう)
 あ。兄上。兄上。兄上!
遅うなりました。
 申しわけ……ございませなんだ、兄上。
どこも、お怪我はございませんな?
 ご無事ですな?
あぁ………あぁ!
 (感極まった風に)
兄上……
 兄上じゃ……ッ!
 (はらはらと、涙がその目から零れる)
Date: 2005/03/01/07:02:35   [217]

ごめんなさい
桜木  
(EmptyReference!)
桜木:
(まだ、涼のぬくもりをむさぼるように、額をその胸におしあてながら)

 ……ごめんなさい。
心配を、せさましたね。
 何も言わずに、こんな事を。

涼:
(涙も拭かず、頚を横に振り。微笑んで)
 ……仰いますな。

 兄上が、このようなことをなさるのは、よほどの事情のあってのこと。
 兄上が、これを良かれと信じてのことでありましたのでしょう?

 そして、涼が必ずお助けに参ると、そう、信じてくださっての……
 その証拠に、あの店の仕掛け。
あれに私が少しでも早ぅ気付くことができていれば、兄上をここまでご難儀させることもなかったのです。
 なれば、どうしてこの涼が兄上を責められましょうや。

 あぁ……ご無事でおいで下さった………涼は、もうそれで十分。
 十分でございまする……
Date: 2005/03/01/07:10:37   [218]

良かった
桜木  
(EmptyReference!)
桜木:
(涼の胸の中で、くす、と笑む)

涼:
(頚をかしげ)
 兄上?

桜木:
(くすくすくす、と、笑いだす。気持ちが一気にほどけたらしい)
 いえ………そんな場合じゃないんですけどね。
 いや、ホントに良かったと思って……
(くすくすくす!)
 果心堂さんと話していたんですよ。
たとえ相手が誰であろうと、迎えに来たあなたより怖いものがあるはずがないって……

涼:
(言葉を聞いて、腕の中の桜木を、目を尖らせて見下ろして)
 ………あにうえッ!
Date: 2005/03/01/07:17:13   [219]


うわ?
桜木&涼 &n(EmptyReference!)bsp;
桜木:
(不意に、膝を地面につきそうになり)
 うわ?

涼:
(驚いて)
 あ、兄上ッ!

桜木:
(目をしばたかせながら………)
 まいったなぁ………
あなたの顔を見たら、急におなかがすいてきましたよ?
 あぁ。駄目だ。
腹ぺこで目がまわってきた。
 そりゃそうですよねぇ……持ってきた食料はせいぜい一週間分だったし。
 あるもので食いつないで、できるだけ動かないで、なんとか生き延びてきたようなものなんだから。

涼:
(もう、なんとも言えない風に顔を歪めて)
 兄上は………私が、どれほどにお身を案じておったか、ほんとはわかっておられなかろう!
(牙を剥こうとして)
Date: 2005/03/01/07:22:44   [220]

店に戻れば
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涼:
(考え直して、深く、笑む)
 まったく……もう……!

兄上、店に戻れば、瀬蓮や華恋、それにヴィーどのたちが、お帰りを待っていておくれじゃぞ?

 きっと、腹が減っているといえば、うまいものをたらふく作ってくれるぞ。
 華恋の料理の腕はぐんぐんあがっておるでな……そのうち、兄上はお払い箱じゃ。
(笑いだし)

桜木:
 お払い箱って……一寸待って、35年ローン、まだ初年度も返せてなんですから………
(こちらも、笑い出す)

 
Date: 2005/03/01/07:27:07   [221]





も………もう何も言うまい………
マタ作  
☆★☆ ☆★☆ ☆★☆

 怒濤の一夜が明けてみれば……
い、イサクがずっと待っててくれてるんですけど!?
 あ。あんたたち兄妹は………ッ!!!

も………もう何も言うまい。
 今週一杯くらい、かかりそうな気がしてきた……(大汗渦………)
Date: 2005/03/01/07:33:12   [222]

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