(E(EmptyReference!)mptyReference!)兄上……! |
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涼 |
(EmptyReference!)
涼:
(桜木の腕の中で、突然驚いたように目を見開き)
あ………兄上!
桜木:
(涼を見下ろし)
はい?
涼:
(呆然とした風に)
(EmptyReference!)@き。聞こえる。
父上、母上の歌われる………あのお声が。
子守歌が。
お声が……聞こえるぞ?
(みるみる涙目になり)
桜木:
(微笑んで、ただ頷く)
涼:
(その、あまりに当たり前というふうな笑顔に、しばし、声をなくして)
あにうえには………いつも、聞こえておいでであったのか………
この声が、いつも………?
(小さく、口の中で呟く) |
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Date: 2005/03/04/02:37:23 [250] |
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桜木 |
(EmptyReference!)
桜木:
(涼の呟きに、ただ、微笑みで応えて)
さぁ、涼。 |
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Date: 2005/03/(EmptyReference!)04/02:39:26 [251] |
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桜木 |
<(EmptyReference!)tr>
桜木:
(手を大きく空へ掲げ)
「いずみ」を………招きます。
もっと側に居て下さい。あなたがいてくれなければ………私は、あれを完全には招けない。 |
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Date: 2005/03/04/02:45:58 [252] |
(EmptyReference!)
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涼 |
(EmptyReference!)
涼:
(桜木の言葉に、こくりと頷いて、そののち、何故かつらそうに呟く)
兄上は、お強い。
私がどれほどに修行しようと、やはり………兄上は、「特別」じゃ。
私は。私は………の。兄上を、護りたいに………
どうすれば……強うなれる?
どうすれば、誰より強う………このように兄上にご苦労をかけないで済むように……力あるものになれる………!
教えてくださいませ。
父上。母上………ッ!
(桜木が問いかけるように頚を傾けてきたのに、ぎこちない笑みを浮かべ、頚を振る。桜木の腕に身を預ける。地から湧き、木々の木立から降り注ぐように、広がる、無数の声に、耳を傾ける歌は、子守歌)
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Date: 2005/03/04/02:57:36 [253] |
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桜木&涼 |
(EmptyReference!)
………一つとせ。
一つ ひいらぎ榊もて 望月 鼓に笙の琴
………二つとせ。
二つ 笛竹 舞神楽 つとめはたせば飴をやろ
三つとせ
三つ 御霊よ 護られよ なんで 吾が子に罪があろ
四つとせ
四つ 夜中になるころは 鬼も 魔性もさびしいか
五つとせ
五つ 岩戸に こもられてお天道さまは 西の方
六つとせ
六つ 村雨 怖ぁない 泣いておるのは あまのじゃく
七つとせ
七つ 弱竹 かぐや姫 月にかえるは不人情
八つとせ
八つ 山姫 影を踏め 吾子よ 愛し子 影を踏め
九つ 琴は吾が形見 御陵のなかから お前をまもろ
十 十文字に生まれたが なんで 吾子に罪があろ……… |
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Date: 2005/03/04/03:17:03 [254] |
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