2月21日(月) 葛葉神道家(3)

どこだ……!
有坂  
有坂:
 法王庁! 思い出した、あの外人……ッ!
 何が三度逢っている、だ!
覚えているか、そんな昔の話……ッ!
 とにもかくにも、姫さまを見つけねば!
おそらく姫さまは、何もご存知ない!
 くそ、この有坂が、この醜態!
兄君さまの事も、あの男が無関係なはずがない!
 ヒントなら幾らでもあったはずだ。それを、みすみす。
 くそ……ッ
姫さまはまだご無事か?
 どこだ……ッ?
Date: 2005/02/21

そうだ、私は知っている
有坂  
有坂:
 そうだ、知っている。
逢ったことがあるぞ。
 忘れようもない。
 父の仕事で住んでいたドイツのあの古い町の平和を願う集いで、ローマ法王のお越しがあった、あの時だ。あの時は、街自体がお祭り騒ぎだった。私も学校を代表して法王にご挨拶する数名の中に数えられていた。晴れ舞台を、アリュテさまは自慢げにしてくださったっけ。

 あのとき……アリュテさまが見せてくださった。
 法王の側近たちのなかで、ひときわ幼い、私と同じくらいの年の二人の少年を。

 右手の甲に、ソロモンの封印を直接描かれた双子だ。
 神にもっとも近い騎士団の、最年少の団員だと言われていた。
 誇らしげな彼らを、少し、羨ましく思った。
Date: 2005/02/21

姫さま!
有坂  
有坂:
 だが、姫さま。
神に一番近かかったはずの騎士団の、彼らは、
 もう……!

イサク:
 そうか。……4度目、だったとは恐れ入った……。
おまえとは、よくよく、縁があるのだな。
 そう、見たい顔でも、ないのだが。
Date: 2005/02/21

げ〜!間にあわねぇッ!!!
マタ作  
☆★☆ ☆★☆ ☆★☆

 ひぇぇえ………ッ!あと一日分進んでおかないと駄目だったのにッ(大汗)
 格好悪いなぁ、満月過ぎてしまう……!
しげにょさま、アリュテさま、思い切り
いじってしまいました………、ごめんなさいッ!!! ほんとに、書き直しますので、どうかあれこれ御注文くださいませね!!!
Date: 2005/02/21
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