2月22日(火)夜 天空カフェ(3)

あなたという人は……!
イサク&涼  
イサク:
 (笑っている涼を前に、笑わない。ただ、自分の掌をずっと見つめ、そして、自分の体で感じたことを確かめるように、両手で自分の肘を強くつかみしめ、低く、唸る)
 あなたと……いう人はッ!

涼:
 (言葉の脈絡がわからない。首をかしげ)な、なに? 怒ったのか、イサク。
 したが、自分で見たいと言ったのではないか!
 あらかじめ、どんな場所かいわなんだ私が悪いというのか?
 まぁ……そう言われりゃ、そうかもしれんがのぅ(困ったように、頭を掻く)

イサク:
 (思いを押さえつけるように、激しく、低い声で、唸る。口走った言葉は英語で、涼にはわからない。そののち、何かを噛みしめたかのように、世紀末的な笑みが、その頬に浮かぶ)
 こうなっては……あなたを……どうでも、手にいれなければ済むまい。
誰も反論はできぬ。いや、されたとしても、構うものか。
 あなたは、私にこそ、必要な人だ。
あなたを得てこそ、私は次のステップへ進める。
 間違いなく……あなたは、運命が私のために用意した、私のためのものだ!

涼:
 (怪訝げにイサクを覗き込んで)
 お、お主。大丈夫か?
いささか、刺激か強すぎたか。
 もともと、体調もあまりよくなかったようじゃでのぅ……う、ぬッ?

 (イサクの右手がその手に触れた瞬間、目の前が真っ白になり、その場に膝をつく涼)
Date: 2005/02/21

無理をなさるからだ。
イサク&涼  
イサク:
 (驚いたように首を傾けて)
 これは……いけない。体調万全でないのは、どうやらあなたのほうだ。無理をさせたようですね、申し訳ない。

涼:
 (訳がわからず、瞬きしながら、イサクを見る)

イサク:
 (右手を差しだし)起きあがれますか?手を貸しましょう。

涼:
(差し出された手をとろうとして、その手に手を握られた瞬間、背骨を折られたような衝撃に反り返り、唸る)

イサク:
 (いたましげに目を細め、そのまま、微笑んで)ひどいな。どこか悪くされたのでなければいいんだが。動かないで。
 (ぐったりと壁に頭を預けた涼の髪が、その肩から床へ黒い川のように流れている。それに気づき、指先を、髪の間に入れ)
 ………思っていたとおり、心地よく冷たいな、あなたの髪は。

Date: 2005/02/21

わかりますね?
イサク  
(涼が尋ねるような視線を向けてきたので、すぐに微笑み)
 お部屋まで、お連れしますよ。
今度は、あなたが私に体を任せてくれなければ。……わかりますね?
Date: 2005/02/21
Next】(2月23日(水)深夜 葛葉神道家1へ)
CLOSE


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送